ディスプレイを考えるときに押さえておくべき3つの基本的な配置構成|商品やインテリアを飾るときはこれを意識する
おはこんばんにちは。
fumika(@nnf_57)です。
今回は私のお仕事にも関係している、ディスプレイを考えるときに押さえておくべき3つの基本的な配置構成についてのポイントを書いていきます!
この記事では商品やインテリアを並べる、ディスプレイする際に絶対に押さえておくべき基本的なポイントを解説していきます。
マルシェ出店している方や、お店のディスプレイがうまくまとまらないなぁと悩んでいる方は、まずこの基本を抑えるように意識してみてください。
それだけで見栄えがぐっと変わります!
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ディスプレイをするときに押さえておくべき3つの基本的な配置
ディスプレイをするときに押さえておくべき配置の基本は3つあります。
・トライアングル構成
・シンメトリー構成
・リピート構成
これを意識するだけで、全体に「まとまりが出る」「見栄えが良くなる」「おしゃれになる」など、いいことばかりです。
実際にお店でもこれら3つの構成の基本を押さえてディスプレイされているものが大多数です。
一つ一つ構成の解説をしていくので、ぜひ参考にしてください!
基本的な配置:トライアングル構成
トライアングル構成とは、画像のように商品や装飾が三角形になるような配置構成のことをいいます。
実際にお店で一番使われているディスプレイの配置構成もこのトライアングル構成になります。
トライアングル構成は、ディスプレイ全体に立体感が出て平面的になりません。
三角形があることでそこにまとまりができるのも、ディスプレイとして重要なポイントでもあります。
コツとしては、1点高さを出す部分を作るのを意識すると綺麗なトライアングル構成が出来やすいです。
三角形は、正三角形じゃなくても二等辺三角形などでもOKです。
むしろ個人的にはディスプレイするなら二等辺三角形のほうが見栄えがいいと思っています。
正三角形はきちっとした印象、二等辺三角形は少し崩した印象といったイメージで考えていただければいいかなと思います。
【トライアングル構成を使いやすい場面】
・商品の大きさがバラバラなとき
・商品がテーマごとに数パターンあるとき
基本的な配置:シンメトリー構成
シンメトリー構成とは、中心を決めてから左右対称に商品や装飾を配置する構成のことです。
トライアングル構成と組み合わせて使いことも多いです。
シンメトリー構成はきっちりした印象を与えることができるのが良いポイントです。
遠くから見ても大きな一つのまとまりに見せるイメージです。
コツとしては、中心をしっかり決めて同じ場所に同じ形のものを配置していくことを意識すると綺麗なシンメトリー構成が出来やすいです。
装飾や商品は同じ形、同じ種類のものを2つずつ用意しておくとシンメトリー構成が作りやすいです。
中心となる部分に何か1点メイン装飾を置くのも良いと思います!
【シンメトリー構成を使いやすい場面】
・商品を2種類並べて比較させたいとき
・対になるように見せたいとき
基本的な配置:リピート構成
リピート構成とは、商品等を繰り返し並べて配置していく構成のことです。
新商品等をアピールする際に、店頭にインパクトを与えることができます。
同じ商品や似た商品を等間隔に並べる配置なので、小さなまとまりがたくさん集合しているイメージです。
リズム感を出すことができるので、視線を流すように全体を見せることができるのも強みになります。
トライアングル構成やシンメトリー構成に比べると、使う場面が少ないかもしれません。
リピート構成は商品の種類やバリエーションが多くある場合にまとまりやすくなる構成なので、新商品をPRする際にインパクトを与える目的で配置するのはとても良いと思っています。
壁一面などにこのリピート構成で商品を展開すると、インパクトがすごいのがポイントです。
基本配置を使ったディスプレイの例
ご紹介した基本の配置であるトライアングル構成・シンメトリー構成・リピート構成は、商品を展開する場合はこれらの構成を組み合わせて使うことの方が多いです。
インテリアなど、自宅などで飾る場合は1コーナーで完結する場合が多いので、単体で意識していくと上手くまとまります。
実際に組み合わせてディスプレイした例をいくつか参考に解説するので、ぜひ参考にしてみてください!
トライアングル構成のディスプレイ例
これはアクリルボックス内に展示する商品のトライアングル構成例です。
メガネの展開なんですが、商品を三角形に配置しています。
下段と中段は使う装飾をほぼ同じものを使って、リピート構成を意識した感じにしています。
上段はメガネを縦に掛けるようにディスプレイすることで、よりトップを高くしてトライアングル構成がはっきりわかるようにしています。
動きもできるので、同じ形のものを一緒の場所にディスプレイするときはどこか1点(上段か中段)の向きを変えて配置するのが綺麗に見えるポイントです!
【使っている装飾】
・英字長方形ボックス(下段・中段に使用)
・透明の瓶(上段に使用)
・ひまわりピック
・ブックボックス
・不織布
シンメトリー構成のディスプレイ例
フレッシャーズシーズンにスーツを訴求するためのVPディスプレイのシンメトリー構成例です。
アクリルボックスを中心として、左右にマネキンを2体ずつ配置しています。
中央が低いのでその背景に桜を置いてぬけ感をなくしていることがポイントの一つ。
あとは中央が透けているのでその横にメンズマネキンを持っていくと圧迫感が出るため、レディースマネキンを置いています。
【使っている装飾】
・桜枝(アクリルボックス後ろ)
・桜ボール
基本の配置構成を覚えるだけでディスプレイは綺麗に見える
最初はディスプレイもインテリアも「なんかしっくりこないなぁ」と思うことが多いと思います。
実際、私自身もお仕事でやっていくうちにコツを掴んでいって今に至ります。
「なんかしっくりこないなぁ」と感じたときはぜひ一度この基本的な3つの配置構成を思い出してみてください。
トライアングル構成・シンメトリー構成はディスプレイもインテリアも両方に使えます。
リピート構成は組み合わせて使うことを意識すると、コツがわかってくると思います!
配置って正解はないのですが、商品をディスプレイする際は目的があるのでお客様に見せる必要があります。
ぐっちゃぐちゃのディスプレイでは商品の魅力は伝わらないので、しっかりとバランスの良いディスプレイを展開することでお客様の視線に留まりやすくすることを意識しています。
ぜひ、ディスプレイをする際はこの3つの基本的な配置構成を意識してみてください!
fumika.